ネバーランド
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コラム

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枚方へ戻っても紅葉が残っていてホッ

2024/12/09
葬儀と親戚との会食が終わり、連れ合いと新横浜から京都へ。

2泊3日の短い旅だったけど予想外に疲労感が残り、それでも枚方にはまだ美しい晩秋の景色が残っていて、その彩りに癒されました。

葬儀は実家近く東京郊外で行われ、火葬場は公園の中にあり、以前は緑(自然)溢れた住宅地だったのが、いつの間にかどこもかしこもコンクリートに覆われていました。

実家が都内→郊外へ引っ越したのは私が中学3年生の時。当時は自宅2階から富士山が見え、あちこちに草の生えた空き地が多く、地元の中学校へ通う時は畑や果樹園の横を通り、友達と空き地を歩いて往復していました。駅周辺は小さな商業地域で、引っ越し当時はあまりに長閑な景色に驚いたものでした。

駅の周りから開発は始まりました。数十年かけてタワーマンションが駅周辺に立ち並びショッピングモールが次々出来て、子供たちが小さい頃に通っていた路面店もスーパーマーケットもなくなり、いつしかビルだらけの町へ。

経済成長期と人口増加の時代には活気に溢れていた街も、今はひっそり。駅周辺は通勤通学の人たちがコンクリートの中を急ぎ足で通り過ぎるだけの場所になりました。長い時を経て街は変わっていくのですね・・

開発によって満足感を味わっていた私たちも、年を重ねるに従い失ったモノの大切さを思い知る、そんなこんなの連続なのかしら。


義姉が亡くなった喪失感で、気分はマイナスへ重く傾いた東京滞在でした。
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