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コラム

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クリスマスカード、今年は断念

2020/12/12
クリスマスまで、あと2週間ほど。

例年なら日本の親戚や友人知人へクリスマスカードを郵送の時期。今年はマレーシアから日本への郵便が止まっているので諦めました。日本からの郵便物や小包も数ヶ月?止まっていたのが、今では届くようになりました。当たり前にできていたコトが難しくなり、それでもカレンダーは今年の最後へ向かってます。

2人で過ごす年越し、昨年の大晦日は街中のホテルに泊まって初日の出をプールサイドから眺めた記憶が。今年もホテルステイにしよう!と探してみたら、ありました。ローカルプライス!で五つ星が。

車で10分ほどの街中、海を眺める部屋が取れたのでラッキーです。以前宿泊したE&O(イーストアンドオリエンタルホテル)という老舗ホテルで、前回は旧館だったのが今回は新館。料金は日本でいえばビジネスホテルか、それ以下です。今週から道路の検問はなくなり州を超えての移動が可能になったとはいえ、利用客は少ないのでしょう、料金お安いのは嬉しいです。

マレーシア、8月までは一桁や十数名だった1日の新規感染者数は今では四桁!が続いてます。首都圏中心に外国人労働者の検査を企業に義務付けていて違反すれば多額の罰金が課せられます。毎日膨大な人数の検査が工場や会社で行われているのでしょう。全てのクラスターの状況が毎日報告され、年末年始もこの調子が続くのでは・・と思います。国の徹底ぶりがスゴ過ぎる。

ペナン島でもレッドゾーンの感染者数は減らずクラスターは終了せず、工場や会社では濃厚接触者の検査が続いているようです。

隔離施設は軍隊の協力で必要な場所に予め増設します。感染者は全て公立病院で収容、軽症者は簡易施設、無症状ならどこ、といった具合に隔離場所が決まっていて、ベッド数の不足や医療崩壊は起きていないようです。3月からの積み重ねたデータと経験値で、今は感染者数は多くても対応にゆとりが感じられます。国民も国を信頼している様子。

マレーシアでは12月に入って米国ファイザー社のワクチンを契約、それ以前に中国とも取引をしていてゴーサインが出ればワクチンは来年にも使用される模様です。国民の70%には行き渡るとかの記事も目にしました。

思えば、小さな国がCOVID19に立ち向かう姿を目の当たりにした10ヶ月です。

独立60年の若い国では、こうして一つ一つ災難と戦って行くですね。cooperationとcollaboration(協調と共同)の文字を読んだ時、「お互い補い合いながら、目的に向かって協力して共に歩んでいく」という言葉の意味がスンナリ理解出来ました。

来年は更に激動と変化の年になるのでしょうが、どの国の人たちも、前向きに力を合わせて進んで行けば未来は明るく開けていくのでは・・・と、そんなふうに思う12月です。
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