日本とマレーシアと二つの国の首相会見が行われた日です。

日本はご存知のとおり首相辞任のご挨拶。
マレーシアは8月31日で終わるMCO(移動制限令）が延長になるのかどうかの会見でした。

予想通りの延長、なんと12月31日まで政府の制限令が続くことに。マレーシアの新規感染者数は、数名〜10数名／日なのに厳しい対策が続きます。最近では「輸入感染」といって、入国者が感染源になっている件数が多く、世界の感染拡大の状況からも、国境閉鎖は年内続くそうです。

年内の一時帰国は考えられず、緊急事態発生の時は片道切符で日本へ・・の予定です。

欧米や日本など先進諸国が感染数に関係なく経済活動優先で国境開いていくのとは違った判断。感染にここまで拘る理由が分からないといえば分からない。東南アジアという地域性、宗教性、生活様式などが関係しているのか、他の理由があって鎖国状態を続けているのか・・・ふむふむです。

周辺諸国を見ても、衛生面や生活様式から、マレーシアのような開発途上国で感染が拡大する可能性は未だ大きい。3月のように瞬時の感染拡大が再発すれば、医療も経済も持ち堪えられないのが実情なのでしょう。亡くなった方ひとりひとりに対して深い追悼の念を表すのも、宗教の違いがあるのかもしれません。マレーシアはイスラムの国なので。

先進諸国以外で国境閉鎖の国は多く、それなりに他の理由があるのかな・・とも感じます。

いずれにせよマレーシアが感染者封じ込めに成功しているおかげで、日本へ緊急帰国することなく、私たちはこの半年間、安心して生活出来ているわけで、その点については感謝しかないです。

さて、今後いかなる展開が待ち受けるのか・・心配するより未来を信じるだけです。