ネバーランド
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コラム

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オールブラックス、ラグビー三位でした

2019/11/01
実は、三位決定戦の試合は見そびれました。決勝戦のあとにあるのかな・・と勘違いしていたり。

ニュージーランドのオールブラックスの三位、よかったです。

20年近く前、仕事で東芝ラグビーのニュージーランド人コーチのご家族をお世話したことがあります。二人目ご出産前のママからご依頼あって、お子さんのお世話や家事など。うちのスタッフを気に入って頂き、出産後も数年間ご依頼が続き、ニュージーランドへ帰国するまで続きました。彼の父親はオールブラックスの選手だったそうで、彼もオールブラックスを目指していたが叶わず、東芝からのオファーで来日。慣れない日本で選手、そしてコーチへ。ラガーマンのイメージからは程遠い、穏やかで優しく子供好きのパパでした。綺麗で物静かなブラジル人の奥さん、元気な男の子に可愛い女の赤ちゃん・・懐かしく思い出しました。

実は後日談があって、ニュージーランドへ帰国したはずの彼らのその後、偶然観たTVドキュメンタリー番組で知ることになりました。帰国寸前に、釜石から選手に来て欲しいとオファーがあり、夫婦でよく話し合った結果、二年間だけ選手を続けることにしたとのこと。彼のラグビーに掛ける情熱、家族や子供への思いをドキュメントタッチで描いていました。

東芝府中の宿舎は、日本の団地サイズの質素な住まいでした。身体の大きな彼らには窮屈な生活だったでしょうに、釜石では家族4人、更に小さな住まい?のようでした。パパと息子はとても仲良しで、府中でも室内でじゃれ合う場面や、戸外からボール持って帰って来る父子の姿を目にしたことがあって、TVでも、釣りを楽しむ二人の様子が映し出されていました。「自分が父親からしてもらったと同じように、息子と接している」との彼の言葉。今でも鮮明に覚えています。


オールブラックスの逞しい選手たちの姿から、記憶の糸を辿ってみました。
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