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コラム

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ケバヤファッション

2019/07/26
マレーシアに住んで4年目。
民族衣装が好きな私は、イスラムのマレーシア民族衣装「バジュクロン」(ゆったりサイズのトップスとスカート)「ヒジャブ」(スカーフ)も、インド系の華やかな衣装も「着てみたい」と思いつつ、小柄な私にはハードル高く、手が出なかったのだけど・・・ペナンには、「ケバヤ」という伝統的なプラナカンファッションがあって、こちらは細身。私にもトライ出来るパターンです。

手作業の刺繍が綺麗なショップをネットで見つけ、ショッピングモールにも入っていたのが、今年になってお店は閉店。自宅の工房で小規模に作っているとのことで、電話予約して行ってまいりました。車で20分ほどの場所にあり、買ってまいりました。

実は、秋に日本で親戚の結婚式に参列することになり、その時のマレー衣装を探していたのです。

工房のオーナーは、お母さんからの伝統的な刺繍や裁縫を引き継いだそうで、小規模で質素なアトリエには、鮮やかなドレスや布地が並んでます。ブラウスとスカートの自由な組み合わせなのですが、オーナーに薦められるままに、いろいろ試着。

形はシンガポール航空のキャビンアテンダントが着ていたり、ラオスでも見かけたほっそり巻きスカート(バティック)と透け感のあるブラウスの組み合わせ。刺繍と素材、そしてオーナー女性が気に入りました(笑)

オーナーは日本語が分かる中華系女性で、若い頃にペナンを出て、世界のあちこちで働いたのか修業したのか、日本の滋賀県にも住んでいたという、東京大好きな面白い人。日本語と時々英語を混ぜながらの会話で、マンダリン語(中国語)は話せなくて福建語とマレー語と日本語と英語が可能とか。

話をしながら、小さいサイズのスカートとブラウスを色合わせしてもらい、ビーズの靴も選び、レデイメイドで一式が揃っちゃいました。早っ!

アトリエには、古い足踏みミシンが何台かあって、年配の女性を使って作業をしているそうです。
日本では手に入りにくい民族衣服、ひとつくらいマレーシアの記念に宜しいかと。

最初の写真はヴィンテージもののケバヤだそうで素材の手触りが全く違い、最後の写真が、私の購入したものです。
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