ネバーランド
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コラム

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日本のカレーライスでおもてなし

2018/01/20
「お茶に来ない?」と、
前回お宅訪問したインド系の方からお誘いあったので、
今度はこちらから・・と、カレーランチを思い付き。
ダイソーで売っている、お気に入りの「こくまろ」ね。

メニューはカレーライスとパスタサラダとお味噌汁。

二組のご夫婦が定刻にやって来て、
遠慮なく、自分の家みたいに、すぐに寛いでくれところが嬉しい。
大きな声でトークが始まり、話が途切れることがないのも凄いです。

会話の半分?くらいしか分からないけれど、
海外の自宅で、外国人たちと過ごす時間は、とても刺激的で楽しい。
食事の片付けを「手伝いましょうか?」と言われても、
「大丈夫だから座っていて」と言うと、
「OK」と、テーブルに戻って、再び大きな声で会話が弾む様子も爽やか。

年配の人たちなので、
日本軍のマレーシア占領の話から始まって、
最近は、道路や建物の名前が英語表記からマレー語になって、長くて分かりにくいとか、
良い病院はこことここだよ、と教えてくれたり。

中華系やインド系の人たちは、
マレー人優遇(ブミプトラ)政策のため、辛いものもあるんだろうな、と思うけど、
文句があっても、生きていくのに明るく逞しい姿は、見習いたいものです。

中国人やインド人の子供たちが、日本をはじめ先進国へ留学するのは、
マレーシアの大学が、マレー人以外は入学しにくいことと、
先進国の大学卒の資格が、その後のキャリアに大きく影響するからと、以前知りました。

奨学金には限界があるだろうし、
数年間の留学費用を家庭が負担するのは、どれだけ大変なことなのかな、
と、私だったら途方に暮れてしまいそう。

「みんな一緒」の意識では暮らしていけず、
「自分たちが生きて行くため」という目標が明確な人たちは、
むしろ、明るく大らかで他人に優しいのかもしれない。

「今度、具合が悪くなったら、いつで電話を頂戴ね」と、
何度も繰り返して言ってくれるその言葉は、とても心に染みました。
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