ネバーランド
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コラム

日々想うことなどをお届けします。

今年も残り2週間

2024/12/17
次々いろいろな出来事が周辺で起こり、思いがけず海外へツアーで行く機会も多く、目まぐるしかった一年があと2週間で終わろうとしています。

確実に自分も自分の周囲も歳をとったな・・と実感する一年でもありました。

気候変動の影響で暑さ厳しく季節感のズレを感じた一年でもあり、世界が大きく揺れ動き急速に変化しているのを実感、日本の没落とそれに伴う危機感を今まで以上に感じた年でもありました。

マレーシアへ移住した2016年は、東南アジアの国々と比べて「日本は先進国」と普通に思えていたのが、その後日本が停滞する間にアジアの国々は速いスピードで進化、Covid19(コロナ)の頃には開発途上国と比べても「大丈夫か日本?」と思うようになり、それでもテクノロジーの日本を信じて2022年から帰国準備。引っ越しや定住の手続きをしながら「日本って変わろうとしない?」と驚き、2年暮らして行くうちに、教育もテクノロジーも世界から大きく遅れを取っているのに、前進しようとしない日本の現実を知りました。

超高齢社会や少子化など「出来ない理由」を挙げても、韓国や台湾など同様の社会現象にある東アジアの国々は「先へ進む努力」を続けているわけで、「どうして日本は・・?」の疑問は今では諦めに変わりました。

私の中で、この「諦め」や「絶望」は20世紀末の頃から続いていたな・・と、今更ながら思い返すのですが、これが「失われた30年」の現実ですね。最初は「失われた10年」だったのが「20年」に代わり、今では「30年」という恐ろしい現実。高度成長期の儚い成功体験が身近だった頃はまだ良かったけれど、今では「は?成長って何?」みたいな世代が社会の中心に位置していて、大丈夫ではないですよね。

歴史的に日本は外圧で大きく変化する国、革命など中から自分たちの力で情勢を変えるのが苦手な民族性です。世界でも珍しい単一民族で言語も単一のうえに島国とあって、自分たちの状況の悪化に気づかず、外からの大きな力で初めて状況が変わるのかもしれません。

来年辺り、日本は外圧で大きなターニングポイントが訪れるのかな。従順な日本人は、今まで拒絶や否定していた状況をスンナリ受け入れて新しい環境に順応して前進して行くのかもしれません・・

私は預言者ではないので未来は分からないけど(笑)、没落している事実も急激な環境の変化にもあまり気づかず、日本の人たちは目先のことに没頭して幸せに生きて行くのではないかな・・と、そんなに思う師走です。

写真は先週の近所の植物たち!秋の名残と初冬の風景♡
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