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コラム

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英語の世界

2024/08/29
「英語の思考法」(井上逸兵著)という[ちくま書房]の紙の本、そろそろ読み終わります。

さらっと読むには日本語の内容が深過ぎて英文も覚えられず、で、PCの書類にまとめつつ、スマホのアプリで読み返したり。

日本で暮らしていると全く使わない「英語」だけど、日本以外の国では、英米圏だけでなく多くの国で仕事や日常で広く使われています。この10年ほど英語学習を始めた私ですが・・上達することなく、ほぼ趣味になってます(笑)

この本は「日本人のための英語学習法」という人気?の本のあとに読み始めたのですが、先に読んだ日本人の・・」も衝撃的で、後の「英語の思考法」もなかなか新鮮&強烈な内容でした。

「言葉」は「文化」であって、使っている言語の中に、民族性や習慣やコミュニケーション文化が、気づかないうちに染み込んでいることを改めて知りました。英米の文化と日本の文化が、極端に違うことも知りました。もちろん、どちらが良い悪いではなく、文化に根付いた言語であり、習慣化されたものであり、だから、ただやみくもに単語や文法や言い回しを暗記しても、コミュニケーションとして活用するのは容易ではない、と理解しました。

特に日本人は対等なコミュニケーションの苦手な人が多く(関西人は上手かも)、フレンドリーに相手との会話を楽しむ文化が希薄だから、英語に潜む、個人を尊重し、相手の領域を侵害せずに、個と個がつながっていくコミュニケーションのパターンは、本当にむずいかも。

上下関係を重んじ敬語や丁寧語を使い分け、相手を絶えず気遣う言葉を発する、それがコミュニケーションの常識だ!と思う日本語とは、全く文化が違う〜、と気づきます。繰り返しますが、どちらが良い悪いではなく。

ただ、単一の言語環境だけにとどまるのではなく、違う言語を学び、異なるコミュニケーション文化を知ることは、とても意義のあることではないかな、特に単一民族&単一言語の島国ニッポンでは、とこの本を通して再認識した、今年の暑い夏です。


写真は、敷地内に猛暑の中咲き続けていた百日紅の花、綺麗でした・・
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