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コラム

日々想うことなどをお届けします。

日本に定住して一年

2024/03/27
昨年2月にマレーシアVISAを解約、その前の年(2022年)5月に日本の住まいを決めてマレーシアと日本を行き来していたのが、ほぼ日本に定住して一年経過です。

四季の気候の変化に戸惑ったり、日本の製品や食材の豊富で安く品質が高いことに感動したり、7年ぶりの日本での暮らしは慣れるのに時間かかりました。で、一年経過して一番強く感じてることは・・

「日本人」と「日本語」だけの世界なんだな、ということ。

多民族、多言語、多宗教、多文化の国から帰って来て、日本語だけで暮らせるのは涙が出るほど簡単で便利、とても有り難いこと。

ただ、長くその中に居続けるとこれで良いのかな?・・思い始めます。しかもどこへ行っても日本人しかいない。もちろん外国人観光客は増えているけれど、隣に住む人やバスに乗っている人は日本人ばかり。

日本語だけが飛び交う日常で暮らしていると、次第に同質&均一の世界に閉じ込められた窮屈さを感じ閉塞感に陥ります。

細い道路に人や車やバイクや自転車が溢れてる、空港も狭い、住宅もビルもどこも狭い、天井が低い、などなど窮屈な環境が改善されていないのは仕方ないとしても、世界が一気にグローバルスタンダードになっているのに、相変わらず日本では、立場の偉い人やグローバルで活躍する人までも、ほぼ日本語でしかやり取りをしない。マスコミも然り。どこもかしこも頑固に「日本人だから日本語」が当たり前、おかしくないと信じている。あっ、天皇家では外国の要人の方々と英語会話を自然になさっているようですが・・

日本語&日本人オンリーは簡単で便利だけど、「世界の情報を自分で取り入れなくて大丈夫? 他の国の人たちと友達になれなくて大丈夫? 開発途上の国々も母国語以外の言語を普通に話すけど大丈夫?」など不安になると同時に、単一言語特有の、同調圧力的な窮屈さや曖昧さを感じます。

私自身はオンラインで英語学習をいまだ続け、英語力が上達しているとは言い難いのですが(笑)それでも現実逃避的?に、移動出来る間は、違う空気を吸いに大陸へ移動しようと思ってます。

東の果てに位置する日本は素晴らしい文化と歴史を持つ島国だから、世界に開けた豊かな国であって欲しいと願います。
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